ベータグルカンのサプリメントについて
ベータグルカンのサプリメントですが、食物繊維としての働きを期待するのであれば、まずは水溶性のものを選ぶ必要があります。
食物繊維というと消化できないし水にも溶けないというイメージがあるかもしれませんがそうではなく、消化できないことは事実ですが水に溶けるものと溶けないものとがあるのです。
ただ、繊維状の高分子ですから水に溶けるとは言っても塩や砂糖のように完全に溶解するわけではなく、液状の糊のようになります。
それでも沈殿したり浮遊したりすることはなく均一に分散しますので、一応は水に溶けるという表現が使われています。
消化管内で食物繊維としての機能を果たすためには水に溶けて糊のようになることが必須と考えられます。
ですが、全てのベータグルカンが同じように水に溶けるわけではありません。
溶けやすいものもあれば溶けにくいものもあります。
そして、同じ原材料から抽出したものであれば同じ溶けやすさを示すかというとそうでもなく、抽出や加工の方法、あるいは原材料自身の採取の時期や栽培の方法などによっても変わってきます。
ですから、原材料だけに着目するのではなく、水溶性かどうかがはっきりと示されているかどうかに着目しましょう。
ちなみに、落ち着いて考えればすぐに分かることでしょうが、原材料が稀少で高価なものかどうかというのは水溶性かどうかには直接的には何の関係もありませんから、イメージに惑わされないように注意が必要です。